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時代はほのぼの系。

秋ですよ、読書の秋ですよ。
とは言っても今年は夏ごろから飛ばし過ぎましたからね。
なんだかんだで30冊ぐらい読んだんかな?
活字は飽きた!疲れたぞ!
そんなわけで久方ぶりに俺の中でマンガブーム、時には起こせよムーブメントがやってきた。

最初は前から持ってるマンガを読み返していたのだが、少し新しい風を吹き込みたい!と今まで読んだことがないなんかナウいイケてるあんちくしょーなマンガは無いもんかと思案した。
そこでダメ元で毎度お馴染みの流歌さんに、なんか面白いマンガないかね?って聞いたんですよ。
そしたらすぐに、なんか鬼の子がどうのこうのっていう、もう調べる前からやばそうな変なマンガを教えてくれました。
折角なんでググったらなんかそのまんまのマンガっぽかったんでそっとブラウザを閉じた。

しまった、聞いた人選をミスったお・・・。
あの人、何でもかんでも悪魔とか呪いとか霊とかが絡んでないとダメみたいで、話をしてたら確実にその辺の単語が出てきますからね。
何を食って育ったらああいう感性の子に育つんでしょうか?
んでまぁ、聞いた俺が馬鹿だったお・・・とキーボードの上に突っ伏したまま涙していたんですが、顔を上げてPCの画面を見たらあの人、まだ懲りずにもう一つなんかマンガのタイトルを言ってたんですよ。
それが『聖☆おにいさん』というマンガ。

どうも調べてみたら、人間を救うのに疲れたイエスとブッダの二人が下界にバカンスに来たとかいう、中々の狂った設定なマンガなご様子。
出た!また神様とか出た!
あいつほんまに神とか悪魔から離れられんのか!?と憤ったもんです。
しかしちょっと気になったんで次の日に1巻だけ買って読んでみたんだが・・・面白かった(゚д゚)
気が付いたら最新刊の6巻まで読破していましたどうもありがとうございます。

『聖☆おにいさん』
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兎も角、イエスとブッダ(釈迦)の二人が下界でのバカンスを楽しむために東京の立川に共同で安アパートを借りて住んでいるという設定が斬新すぎる。
なんかその筋の人に見られたらやばいんじゃないの?っていう狂った設定。
しかしその内容は、登場人物も、そして読んだ人も誰一人傷つかないほのぼのコメディー。
絵柄とネタが独特なんで、読む人をかなり選ぶかもしれないがツボに嵌ると非常に面白いです。

笑いのネタは基本シュール。
特に、聖書の内容をパロったネタが多くみられるが正直聖書ネタは俺には難解過ぎる事が多い/(-_-)\
そういう時はネタを解説してくれてるサイトがあるんでそこをよく見ると分かるかと思います。
とりあえず作中序盤からよく出てくる「アガペー」という言葉と「ニルヴァーナ」という言葉の2つだけはよく覚えておきましょう。
アガペー=無償の愛。
ニルヴァーナ=悟り、もしくは死。
って意味らしいんだが、意味を知らないとどこで笑えばいいのかさえも分からなくなるというね。

ですが、難解なネタも多いですが非常に分かりやすいネタもたくさんありました。
特に、個人的には動物ネタは秀逸。
住んでるアパートの近くに野良猫が多くなってきた際に、大家の松田さんに野良猫の餌付けをしているんじゃないか?と疑われるんだが、皿を渡されてネコの前に行ってみろ!と促されてその通りにすると何も乗っていない皿に群がるネコ達。
慌てたイエスは「違うよ、この皿には何もないよ!自分達のごはんすら困ってるというのに・・・」と呟くと、それを聞いたネコの一匹がぴょんと皿に飛び乗り、どうぞお食べくださいとその身を投げ出す。
仲間のネコも涙を流しながらマッチを咥えてイエスに差し出す始末。
「そんな、バーベキューしないから!」と慌てるイエスとブッダであった。
っていうようなゆるいネタも多々あって笑えます。
すまん、文面ではうまくニュアンスが伝わらんかった。

兎に角、イエスとブッダを中心に彼らを取り巻く登場人物たちも凄くコミカルに描かれていて非常に好感触でした。
イエスに仕えるミカエルを筆頭とした4大セラフ。
歴史書では厳格に描かれている彼らもこのマンガにかかれば4人でアイドルユニット「アークエンジェルズ」を組んでカラオケで熱唱するというえらい扱われ方。
イエスの弟子である12使途の一人ペドロなんかは休日にはイエスと一緒にネトゲに興じる始末。
イエスを裏切った13番目の使途ユダもやたら卑屈な性格で登場して笑ってしまう、Mixiに登録している自分のプロフィールの写真が北斗の拳のユダになってるなんて小ネタもあった。
ブッダ側でも、顔の濃い梵天はブッダを天界のフリーペーパー「R2000」でマンガ家デビューさせようと画策します。
ちなみに後にデビューしてしまいます。連載作品は「悟れ!アナンダ!」。

なんか聞いた事あるようなないような神様仏様が総登場してくるんで、ちょっとメガテンやってて良かった!と思えるマンガでした。
・・・
ごめん、紹介日記を書こうと思ったがいまいちだったなw
まぁ読んでみないとどんなもんか分からんと思うんで気になった方は一度読んでみちゃってください!
明日(10/21)に最新刊の7巻が出るみたいですね。
今からワクテカしてます。

それでも町は廻っている
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これは自力で探したマンガ。
メイド喫茶というものが巷で流行っているらしい・・・ということだけで出来上がったメイド喫茶「シーサイド」。
そこでバイトをする羽目になった主人公の女子高生・歩鳥。
彼女を中心にその周りの人々との交流を描くほのぼのコメディー。

メイド喫茶マンガか!?と思ったが、読んでみた感じ、いわゆる萌え要素は皆無だった。
こちらも先ほどの「聖☆おにいさん」と一緒で誰一人傷つかない安心お気楽コメディーですね。
元気で何事にも前向きに生きるドジな女子高生・歩鳥。
そんな彼女に片思いをしているシーサイドの常連・真田。
その真田がシーサイドの常連だと知ってシーサイドでバイトをすることにした優等生・辰野。
などなど、どこにでも居そうでそれでいて魅力的な登場人物が物語りに彩りを添えます。

参考にするために、amazonの書評とかを読んでたんだが「今一番面白いマンガ!」とか書いてる人がいたんで思い切って買ってみたんだが・・・うん、それは大げさ。
だが面白いことは面白いですね。
なんかほのぼのブームがキタ!マンガは別にバトルがなくても面白いんだ!と今になって実感できます。
現在9巻まで出てますかね、気が向いたら読んでみてください。

テルマエ・ロマエ
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そんなマンガを探していたときにたまたま見つけたマンガ。
なんか賞とかいっぱい取ってるマンガらしいんだが3巻までしか出てないっぽかったんで即揃えてみたんだが・・・まぁぼちぼち。
ローマ帝国の浴槽建築技師ルシウスが仕事に悩んで風呂に入ると、溺れたり湯に吸い込まれたりして気づいたら平たい顔の民族の国(現在の日本)に何故か来てしまう。
そこで日本の浴槽の技術などを学び、気が付いたら再び古代ローマに逆戻り。
得た知識を使って立派な浴槽をこしらえてルシウスの名声は上がっていく。
やがて皇帝の目に止まり、ローマ内でその名を知らないほどの浴槽技師へと成長していくのだがそのせいか、命を狙われたり知らない間に離婚されたりと前途多難な人生を歩む事に。

何故古代ローマ帝国と現在の日本の風呂が繋がっているのか!?というのは謎なんですが、概要はルシウスがその風呂を通じて古代ローマと日本を行ったり来たりしながらローマを良くしていくという物語です。
風呂場限定冒険浪漫マンガ!だそうです。

腹を抱えて笑うって場面は皆無だが、なんかじわじわくる笑いはありますね。
古代ローマ帝国の当時の浴槽事情なんかを詳しく説明してくれるんでその辺に興味がある人にはいいかもしれません。
俺?すまんまったく興味なかった。

なんか実写映画化がすでに決まってるようで、主人公のローマ人ルシウスを阿部寛がやるそうな。
おお、確かに見た目がローマっぽい。
時のローマ皇帝役に市村正親。
その養子で女好きな次期皇帝のシーザー役に北村一輝。
後、何の役か知らんが宍戸開。
うわやべー全員顔が濃い!
しかしうまいことローマ人っぽい顔の人をキャスティングしてるねw
来年の3月か4月公開っぽいんで見に・・・行くのか?


つい最近読んだ3作品を紹介してみました。
何かオヌヌメのマンガとかありませんか?
by kannei0521 | 2011-10-20 23:26 | 漫画紹介