折原一「倒錯の帰結」

ゲームネタは何も書く事がないので読書日記でも書きましょうか。

折原一の「倒錯の帰結」を読破しました。
といってもあれだ、もう一週間以上前の話なんだけどっ。
この「倒錯の帰結」は、折原氏が一番得意とする叙述トリック物です。
普通、ミステリーの書評にトリックのネタバレとなるようなことを書くのはタブーだと思いますが、折原一に関しては問題ないでしょう。
この人が書く小説は黒星刑事がでてくるしょうもない密室物を除けば、ほぼすべてが叙述トリック物になってますから。
氏も自分が叙述ミステリーの第一人者と公言してますから問題ないでしょう。
ああ、ちなみに叙述ミステリーってなに?って人は今日の日記、とことん意味が分からないと思います。スルー推奨。

本作は折原一の倒錯シリーズの完結編となっています。
第一弾は盗作された者とした者の戦いを描く「倒錯のロンド」
第二段は覗く者と覗かれる者の戦いを描く「倒錯の死角」
ときまして今回が、
第三弾「倒錯の帰結」です。三部作完結編ですね~。

この本の一番の特徴は、前からでも後ろからでも読める!というところでしょう。
どういうことかといいますと、普通に前から読みますとまず『首吊り島』という小説が入っています。
しかし、本を180度ひっくり返して裏から読むと『監禁者』という別の小説が入っているのです。
そして更に、その二つの小説の終わりの部分が合わさる真ん中の部分に『倒錯の帰結』という3つ目の小説が袋とじで入っています。
つまり、一冊で3つの小説が入っているという複雑な作りになっているのです。

一枚目をめくりますと、、『首吊り島』と『監禁者』はどちらから読んでも楽しめますが『首吊り島』から読むほうをお勧めします。『倒錯の帰結』だけは必ず最後に読んでください。という編集部からの注意書きが書かれています。
ここは素直に従って『首吊り島』から先に読んだ方がいいと思います。
というか・・・『監禁者』を先に読んでしまうと『首吊り島』の方がすごく興醒めになってしまうことでしょう。
俺も読む順番は、『首吊り島』→『監禁者』→『倒錯の帰結』がベストだと思います。

ようやくここまできて内容に触れるわけですが、それぞれの話のあらすじは、
『首吊り島』はスランプに陥った推理小説家の山本安雄が同じマンションに住む清水真弓に連れられ首吊り島を訪れる。
その島に古くからある名家「新見家」で次々起こる連続殺人事件の真相を追うというミステリー。
『監禁者』は、ある日気が付くと私は何者かによって監禁されていた。私の名は「山本安雄」。
監禁された状態で推理小説を書くことに強制された山本が、この監禁者から逃げ出そうとする有様を描くサスペンス。
『倒錯の帰結』は、・・・これについては何も書けません┐('~`;)┌

あらすじは多分こんなもんだと思いますが、まぁこんなもん読んでも意味が分からん罠。
叙述ミステリーってのは説明のしようが無いからなぁ・・・/(-_-)\ コマッタァ
そうそう、一つだけ言っておく必要がありました。
この「倒錯の帰結」を楽しむには、まず「倒錯のロンド」と「倒錯の死角」を前もって読んでおく必要があります。
というのも、『首吊り島』と『監禁者』に登場する主要人物である山本安雄は「倒錯のロンド」の主人公であり、もう一人の主要人物である清水真弓は「倒錯の死角」の主人公なんです。
(清水真弓に関しては主人公というには語弊が生じますが・・・まぁいいか!)
そして『監禁者』の方に登場する大沢芳男という人物。
この3人が一体どういう人物なのか!?というのを前作を読んで知っておかないと、終始意味の分からない展開になってしまうからです。

さてさて、全然読書感想にもなっていないままもうすぐ今日の日記も終わるわけですが、結論だけ書きますと面白くなかった!
完結編っていうからどういう結末なんだろう!ってワクテカして読んだのですが、最後の最後で・・・( ゚д゚ )
個人的には、どうなんかねこれ?って感じのまま終わりました。
倒錯シリーズの中では第一弾の「倒錯のロンド」が一番面白いと思います。
俺が始めて読んだ叙述ミステリーだったからかな~、なんか鮮明に驚いたのを覚えています。
これが叙述ミステリーなのか!ってw
叙述ミステリーの入門書としては最適なんではないでしょうか。
逆にこの「倒錯の帰結」を叙述ミステリー処女の人が読んだら、(゜Д゜) ハア??の一言で終わってしまいそうなくらい謎な話でした。
うん、あんまりお勧めはできない。

であであ、今日はこの辺で終わる事にしましょう。
最後に折原一の中で個人的お勧めを書いておくと、
「覆面作家」「ファンレター」「天井裏の散歩者-幸福荘殺人日記-」の3つです。
前にもまったく同じ事を日記で書いた記憶がある。
デジャブか!?これはデジャブなのか!?
[PR]
Commented by ハイリ at 2006-06-09 15:11 x
ここまで長文で紹介しといて最後は「面白くなかった!」ですかw
とにかく折原一チェキしてみます。

Commented by kannei0521 at 2006-06-10 00:50
だ、だって面白くなかったんだもん!

>とにかく折原一チェキしてみます。
あれですよ!
折原一はすげードロドロしてますわよw
そして叙述ミステリーという特性上、話がすごく複雑になりがちです。
ちょっと軽く小説読むかー^^ってノリで読んだらきついかもw
本腰据えて読まないとダメなんで、軽い物の方が好みでしたらいまいちかもです。
↑で紹介してる「屋根裏の~~」ってやつは比較的さくっと読めるやつなんで折原一を始めて読むならオヌヌメかもです。
騙されて騙されて、もう騙されないもん!^^って思ってたらまた騙された。っていう折原ワールドを堪能してみてくださいw
by kannei0521 | 2006-06-08 22:13 | 読書日記 | Comments(2)

ゲーム日記らしいです。


by kannei0521
プロフィールを見る
画像一覧