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ブルマという名の悪魔。

先日の土曜日の話なんですけどね、NHK大阪ホールに行ってきました。
NHKのど自慢大会の閲覧にでも行ってきたのかって?
いいや違うね、AKB48のコンサートに行ってきたんだよおおおお!!
ドドドドドドドドドドド

AKB48公式

普段は秋葉原にある専用の劇場でしか歌ったり踊ったりしない彼女たちが、大阪で見られるんですよ。
これは行かなきゃ!見に行かなきゃ!!

こうしてAKB48のコンサートに行く決意をした俺様ですが、さすがに一人でいくのはきついと思った。
なので無理矢理、友達を誘って一緒に連れて行った。
「え?AKB48ってなんすか?」とか言ってたけど気にせず連れて行った。
大丈夫だ、俺もよく知らない。

NHK大阪ホールは立地場所もよく、ホールの最寄駅を出て徒歩2秒くらいだったので、入口に待ち合わせをしていざ中へ入っていく。
受信料を払っていなかったらひょっとして入口で屈強なガードマンが出てきて、外につまみ出されるんじゃないかとか不安に思いましたが別段問題ないみたいでした。
無事、ホール内に侵入も成功しホッと一安心。
ふと見渡すとあたり一面、オタク臭が若干きつそうな、リュックサックの似合いそうな大きいお友達がいっぱいでした。
ベストジーニストならぬベストリュックニストたちです。
大丈夫だ、俺も似たようなもんだ。

ベストリュックニストたちの群れの間を抜け、グッズ売り場に行ってみた。
そこは・・・これまた凄まじい修羅場と化していた。
なんかメモみたいなのが置いてあって、熱狂的な信者が「おれこのグッズ買うぜえええええいやっふぅー!」みたいな勢いで自分のお目当ての子のグッズを買い漁っていた。
僕と友人の顔→( ゚д゚ )
一番印象的だったのは190㍉㍑くらいのお茶が売ってたんですけどね。
お茶缶の横の部分にAKB48のメンバーのシールが捲かれてたのね。
そのお茶がなんと、一缶お手ごろ価格の500円で売られていたの。
どう見てもボッタクリです本当に有難うございました。
俺たちは静かに自分の席に向かった。

席に着いてざっと周りを見渡します。
開演は5時だったのですが、寸前の4時55分を回ってもざわついている観客達。
大体始まる直前になったら、落ち着いてくるものだと思っていたのですがオタク達のテンションは始まる前からボルテージMAXみたいです。
もうちょっと頑張ったら元気玉くらいならだせるんじゃねえか?ってくらい凄いエネルギーを感じたね。
こんなに落ち着きのないコンサート会場は始めてみた。
5時を回り10分を越えた頃でしょうか、ついにコンサートの幕は切っておとされた。
ざわざわしたままだったけどな。

NHK大阪ホールは収容人数が1300人ほどの小さめのホールです。
今回取った席はオークションとかじゃなくて一般販売で普通に売ってた席を買ったんですけどね、これがまたいい感じの席でホール自体が湾曲した感じの造りみたいで、うまい具合に俺の席の前はフラットな空間ができていたんだ。
座ったままでも舞台全体が見渡せる感じ。
コンサートが始まったと同時に、総立ちになるオタク達。ざっと見渡したところまさに総立ちであった。
俺を除いて。
だって、立ってたら疲れるじゃんね~。

開演前に席に着いた俺たちは暇だったんで話をしていた。
「でもなんでAKB48のコンサートなんか見ようと思ったんですか?」
「さあ、なんでやろな?」
「誰か好きな子でも居るんですか?」
「誰一人、名前知らんで?」
「好きな曲でもあるんですか?
「一曲しか知らんで?」
「今日は何しに来たんですか?」
「何しにきたんやろな?」
?ばかりの会話であった。

そんな俺たちをよそにコンサートは始まった。
開幕一曲目はヴァージンなんとかって曲。もちろん知らない。
ヴァージンといえば氷室京介くらいしか知りませんでしたけど、多分そんな歌だった気がする。
兎に角確かなのは、オタク達は「ぷるぎゃー!!ぷるぎゃー!!」みたいな合いの手も完璧に、ボルテージ最高潮に盛り上がっていたことだ。

数曲、俺が知らない歌が続いた後、というか一曲しか知らないんだから知らない歌が続くのは当たり前なのだが、メンバー紹介のコーナーに。
AKB48って人数が多いみたいでしてね、この日も33人いた。
俺が好きな米米CLUBも割と人数が多いほうだと思っていたんですよ。
だからメンバー紹介の時間も長いな~って感じるくらいだった。
でもねAKBは・・・米米なんか比にならんくらいクソ長いwwwwwwwwwwwwww
いやね、メンバー紹介のコーナーだけで30分以上使ってましたよ多分。
一人一人、自己紹介してなんか喋っていくんでねすげー長かった。

メンバー紹介のコーナーが終わったあとコンサートは進む。
俺の知らない歌が繰り広げられていく。
俺はこの時すでに知っていた、ホールには数名猛者が潜んでいる事を。

猛者No.1 コアラ男
俺の数段前の席でコアラの被り物を被って踊っていた男。
手に蛍光ペンライトを山ほど持ったまま飛び跳ねていた。

猛者No.2 うちわ男
右の一つ前の列にいた。
ひたすらうちわを振る。振っていないときは踊る、跳ねる、叫ぶ。
隣の気の弱そうな眼鏡男子が迷惑そうにしていたのが印象的。

猛者No.3 眼鏡男子
そのうちわ男の隣の気の弱そうな眼鏡君。実はこいつも中々の伏兵。
普段は大人しいのだが、たまにAKB48の踊りを真似て左手を上下左右に振っていた。
踊っていたが、その控えめな態度は好印象です。
俺がこの人に関して知っているのは、多分左利きなんだろうなってことだけ。

猛者N0.4 ぷるっぎゃー男
敵は意外に近くにいる。その男は友人が座っている席の隣にいた。つまり俺の隣の隣。
普通にカツアゲとかされてそうな感じのひ弱そうなBoyだったからまったく気にして無かった。
中盤までは実に大人しく、俺もノーマークの存在だったんだけどね。
大人しかった彼なんだけど、お気に入りの楽曲があったらしく、それが始まった途端牙を剥いた。
「ぷるっぎゃー!!ぷるっぎゃー!!」
突然、奇声を発し始めたのである。
俺と友人は思わず顔をあわせて( ゚д゚ ) って顔になってしまった。
その後、数回スイッチが入りその度に「ぷるっぎゃー!!!」と雄叫びをあげていた。
正直、一番恐かった。
俺と友人は、膝をガクガク震わせながらこの恐怖が通り過ぎるのをただひたすら待つしかなかったのである。

猛者No.5 真後ろの看板女
猛者というほどではなかったのだが、ジャニーズ系のコンサートなんかでよくみかけるようなメッセージボードを手に持って踊り狂っていた。
これだけであったら上の4人に比べたら小者なのでここで紹介するほどではないのだが、なぜここに登場しているのかというと、その看板の角が一度俺の頭に刺さったのだ。
ぶっ飛ばしてやろうかと思った。

これらの猛者が狂気する様を生暖かく見守りながらコンサートは進み、いよいよアンコールに突入しました。
そこで、ようやく俺が知っているあの曲が!!
「スカート、ひらり」って曲なんですけどね。
これ!これが聞きたかったんだよね。
この曲は去年のいつだったか忘れたけどCDで発売されていて、それに伴い彼女たちも宣伝のためにTV出演。
TVでこの歌を披露していたわけだ。
その時の彼女たちの衣装がね、女子高生を彷彿とさせる制服でして、サビの部分で踊るたびにそのスカートから下に履いているブルマがチラッと見えるんだこれが。
今明かされる真実。
そう、俺はブルマが見たかったのである。

だが、この日は予想外の展開が待ち受けていた。
アンコールになって登場した当曲「スカート、ひらり」ですが、コンサートの構成上この時彼女たちが着ていた衣装がなんと短パンだったのである。
まさかの悲劇。
世間では皆さんご存知の通り、近年ブルマ廃止の動きが活発化しており現在すでにブルマの姿を見ることはもう無くなったといっても過言ではありません。
まさか、その煽りがこんなところまできていたとは!!
全米が泣いた。

AKB48が履いているブルマが見たかったのか、
ブルマを履いているAKB48が見たかったのか。

それは未だに謎のままである。
ただ一つ分かっている真実は、俺は・・・心の中で号泣していたということである。

この後、友人と焼肉を求めて難波を彷徨ったり、カニ道楽に勢いで突撃しようとしたけど値段を見てビビってやめた話とかがあったのですが、ブルマにまつわるエトセトラが悲しすぎたので割愛させていただきます。
さようならAKB48 さようなら俺のブルマ。
by kannei0521 | 2007-04-02 22:50 | 普通の日記(雑記)